空っぽのモンスター

“優等生・美少女・性格が良い子”という表面的なキャラクターを作り上げている加奈子を評して、友人の森下(橋本愛)は『自分の魅力を知っていて誰にでも優しくして、

十分に相手の心を惹きつけて絡め取ってから、最後の最後で裏切ってめちゃくちゃに壊してしまう』と語る。 娘の加奈子は、知らないうちに『心が空っぽのモンスター』のような存在になってしまっていたが、なぜ加奈子がそこまで壊れて異常・無慈悲になって 不倫調査 岐阜しまったのかといった謎解きの形で物語が展開していく。
バイオレンス親父・役所広司のぶち切れた演技、にこやかに笑いながら警察の悪事に加担する元後輩・ 浅井(妻夫木聡)のむかつく演技も印象に残るが、父親である藤島昭和も娘がおかしくなった一因なのだが、本人は『理想の家庭の妄想』を抱くばかりで自省・ 自己改善の意識は完全に欠けている(それどころか余計におかしくなり粗暴・堕落の度合いを強めていく)。
後半で殺し屋のオダギリジョーが出てきたりと、俳優陣も色々な人が参加している作品ではあるのだが、バイオレンスの表現やサイコパスな悪行がちょっとくどい、娘の消息の種明かしにももう少し意外性というか物語の余韻が欲しかった。

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